母屋のキッチン
薪ストーブ『HAMPTON(ハンプトン)H200』を設置
母屋のキッチンには、薪ストーブ『HAMPTON(ハンプトン)H200』を設置しました。薪ストーブは暖房だけでなく、除湿にも有効ですし、調理器具としても活躍します。
薪ストーブの上でスープを温めながら、庭で摘んできたハーブティーを味わう・・・
まさに女性のあこがれではないでしょうか。。。ゆったりとした時間が流れる至福のひとときです。
囲炉裏と、壁掛け式のガスストーブ
奥の部屋には囲炉裏と、壁掛け式のガスストーブ『ファイヤーウォール』
懐かしさを感じさせる落ち着いた部屋は、お酒を酌み交わしながら夜が明けるまで話ができそうです。こちらは男性が夢見る空間かもしれません。
マニラ麻で編んだ長座布団
マニラ麻で編んだ長座布団の下には、細かい石を敷き詰めました。囲炉裏に火が入ると熱が伝わって石が暖まり、床からポカポカしてきます。
様々なアンティークの電笠
ぬくもりのある優しい光にこだわって、 室内には様々なアンティークの電笠を使っています。
このように、年代の異なる現地再生の建物と移築再生の建物を組み合わせることは珍しいのですが・・・今回はバランス良くL字型に配置し、ウッドデッキを介して行き来できるようにしました。
サウナ小屋を増築した母屋
薪ストーブを利用したサウナ
母屋には、サウナ小屋を増築しました。 サウナは薪ストーブを利用しての手作り。
サウナに入りつつ外の自然や炉の炎を眺める・・・オーナー様の長年の夢を実現させました。
英虞湾を一望できる展望台
ウッドデッキ奥の階段を上った先にある展望台。キラキラと輝く英虞湾が眼下に広がります。
木陰で風を感じながら読書をしたり・・・
海に沈む夕日を眺めたり・・・
多目的に使えるスペース
展望台からは木でできた階段が続き・・・その上には、更に高い展望台が。
木を渡る階段も、木から木へとつながる吊り橋も、全てオリジナルの手作りです。
静かな夜の時間の始まり
日が落ちると、空はコバルトブルーに染まって・・・炉に火が入り、静かな夜の時間の始まりです。
離れのガラス戸には、炉の炎が映りこみ幽玄な雰囲気を醸し出します。
2階からも、キッチンからも…それぞれの炎を眺めながら、夜が深まっていきます。
朝日を見るための椅子を置き、炉の炎を見るためのベンチも置いて・・・
『自然の中で、自然を感じながら、自然のペースに合わせて過ごす時間を大切にしたい』
という 住まわれる方の想いを肌で感じることができました。
また、自然の中に息づく古民家の素晴らしさも実感することができました。
このような素晴らしい再生に関わらせていただけたことに、心から感謝しております。
今回ご紹介しました施工事例は弊社、所属の日本民家再生協会より民家再生奨励賞を受賞しました。
完成年 2011年5月
所在地 三重県志摩市
設計 株式会社グランビル
施工 株式会社グランビル
構造規模 木造 平屋
敷地面積 650m2
建築面積 62.8m2
1階面積 62.8m
2階面積 -
延床面積 62.8m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦 外壁:漆喰壁 外部建具:木製、ガラス
主な内部仕上げ 天井:縁天井 壁:ジュラク壁 床:畳 内部建具:障子